近年、健康ブームの波にのって数々の健康食品が誕生しているが、その中でひときは異彩を放っているのが紫イペエキスである。一般的には「健康食品は科学的根拠に乏しい」といわれているが、この紫イペエキスは第一線の研究者や臨床医によって抗ガン作用と免疫力増強作用が実証されているなど「科学的根拠に基づく代替療法」としての地位を確立しつつある。
*免疫力増強とあるが、すべてにおいて紫イペは調整能力が高い。免疫力を強化する点に注目されがちであるが、体を一番良い状態に近づける調整作用にすぐれている点にも注目していただきたい。自己免疫疾患の改善報告があるのもそのためである。
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紫イペエキスを紹介した書籍は現在8冊発刊されているが、そちらに掲載されている体験報告にはガンが縮小した、停滞しているというものだけではなく、まったく消えてしまったという事例も少なくない。紫イペはとくにどのガンに効くというのではなく、どこにできたガンにでも効果を現している点には驚かされる。とくに白血病など「血液のガン」にも効果を発揮していることには注目したい。 |
◎紫イペエキスの原料は南米産樹木紫イペ(タベブイア・アベラネダエ)
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紫イペエキスは「紫イペ」という樹木の内部樹皮が原料。紫イペは南米ブラジルのアマゾン川流域の熱帯雨林に自生するイペの仲間で、学名は「タベブイア・アベラネダエ」という。
参考:総合薬草データベース |
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イペには約30種類もあり、それぞれ白や黄色、
赤、オレンジ、ピンクなどの花をつけるが、その
中でも効が高いのは、赤紫の花を咲かせる
紫イペの内部樹皮である。高さが30メートル
にも達する紫イペは、インカ帝国の時代から
インディオたちによって秘薬として利用した。
その薬効のすばらしさから彼らはこの巨木を、
【神からの恵みの木】と呼んでいた。 |
18世紀になると、白人社会にも紫イペのすぐれた薬効が知られるようになるが、科学的実証主義を絶対視する近代医学の広がりの中で、その研究は頓挫し、紫イペに対する関心も薄らいでいった。再び紫イペが注目されるようになったのは1950年代に入ってからであった。それ以降、研究は急速に進み、紫イペに秘められた数々の薬理作用が明らかにされることになった。確認されている作用には、免疫力増強作用、抗腫瘍作用、血糖値降下作用、利尿作用、抗ウィルス作用、抗炎症作用、貧血改善作用、血流改善作用、抗出血作用、降血圧作用、肝機能障害、脂質異常の改善作用がある。 |
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◎医療現場で使用される紫イペエキス |
現在、紫イペエキスはガンの代替医療として医療現場で使われている。
ガンに効果があるとされる多くの健康食品は、免疫力を高めることによって、いわば間接的に
ガン細胞を攻撃するものであるが、紫イペエキスにはさらに直接ガン細胞を破壊する作用と
血管新生の阻害作用がある。
医療現場が注目したのも、この二重三重の抗ガン作用を持っているという点が大きい。
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関西医科大学第一外科の川口雄才医師のグループは2000年11月に開催された「第3
回日本補完代替医療学会」で行った、紫イペエキスによるガン治療(通常の医療に紫イペエ
キスの投与を加えた)についての臨床報告に続き、翌2001年の「第4回日本補完代替医療
学会」でも「癌治療のあり方-癌と紫イペ-」と題する臨床データー結果の発表を行っている。
この際に発表されたのは1999年6月から2001年10月までの経過で、67例の症例についてで
ある。男女比は1対1、平均年齢56.3歳(25〜78歳)の患者さんたちに紫イペエキスを1
日900mgを投与し、その経過を見たものである。1日に1800mgにすることでより効果を得ることができるとも報告されている。
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症例の内訳は、
乳ガン17、胃ガン13、大腸ガン13、すい臓ガン11、卵巣ガン4、食道ガン2、肺ガン2、
肝細胞ガン1、肝内胆管ガン1、胆嚢ガン2、前立腺ガン1、脂肪肉腫1。このうち26例
が末期ガン、37例が再発・転移したガンであった。再発・転移した進行ガン計63例の
なかには、投与期間が短いため効果の判定が不能なものが3例あったが残り60例につい
ては下記のような結果が報告された。 |
・1年以上生存してる患者 41例 【68%】 |
・1年未満に死亡した患者 19例 【32%】 |
また、1年以上生存者のなかには2年以上3年未満生き続けているケースが9例、3年以
上4年未満が6例、4年以上5年未満が3例、7年以上8年未満が1例あった。末期ガン、
進行ガンに冒されながら実に19例が2年以上の長期にわたり生存し続けているのである。
また血液検査の結果ガン細胞が消えていた症例が5例もあったのには驚きである。通常
末期ガン、再発・転移ガンの患者の1年生存率は通常の治療の場合10%とされている。
紫イペエキスの投与でそれが68%まで跳ね上がったということになる。さらには5年生存率
を比較すると通常の治療では数%であるのに対し、紫イペエキスを飲み続けている患者では、
42%まで上昇させている。これはガン発生から2年半以上経過した末期ガン、再発・転移
ガンの患者に紫イペエキスを投与したケースの数字である。
関西医科大学第一外科グループでは副作用についても報告している。紫イペエキスを飲ん
でいる67例に肝機能障害、腎機能障害、循環器障害、消化器障害、精神・神経障害、
骨髄抑制はまったく見られず、その他の障害も無かったと報告している。
近年、健康ブームの波にのって数々の健康食品が誕生しているが、その中でひときは
異彩を放っているのが紫イペエキスである。一般的には「健康食品は科学的根拠に乏
しい」といわれているが、この紫イペエキスは第一線の研究者や臨床医によって抗ガン
作用と免疫力増強作用が実証されているなど「科学的根拠に基づく代替療法」としての
地位を、確立しつつある。紫イペエキスを紹介した書籍は現在8冊発刊されているが、
そちらに掲載されている体験報告にはガンが縮小した、停滞しているというものだけで
はなく、まったく消えてしまったという事例も少なくない。紫イペはとくにどのガンに効くと
いうのではなく、どこにできたガンにでも効果を現している点には驚かされる。
とくに白血病など「血液のガン」にも効果を発揮していることには注目したい。 |